「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 42

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 42

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 42

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 42

■「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 42

 今回の読み札は、JR今宿駅前に立てられていた看板(案内板)について詠んだものです。

 今宿の歴史地図が描かれていたという案内板は現在既になく、その存在も地域の方々の記憶から忘れ去られようとしています。

 今宿商工会や郷土史家の大内氏にお聞きしましたが、案内板設置に商工会が関わっていることや看板に描かれている歴史地図は当時の旧今宿公民館(玄洋公民館と分離前)で行っていた高齢者教室で作成された「今宿のむかしむかし」の地図ではないかなど断片的な事実は判明するもののなぜ立てられたのか、いつ頃立てられ、いつ頃撤去されたのかなどはわからないままでした。

 取材を進める中で今宿駅にそのことを問い合わせてみたことろ、以外にも昭和63年の今宿タイムズ第67号にその看板のことが載っていることがわかりました。

 今宿商工会が平成元年に創立30周年記念誌として作成した「今宿タイムズ縮刷版」に今宿駅の改築とその看板の記事が載っていることを駅員の香亜太が見つけてくださったのです。

 以下はその記事の要約です。

 『駅舎改築の落成に合わせて、今宿商工会と福岡銀行今宿支店が共同で駅頭に今宿の歴史地図看板を寄贈。

 今宿歴史地図と題するこの看板は昭和56年、今宿公民館の高齢者教室で調査、作成された歴史地図を基に史跡案内看板としたもの。

 商工会は来年で創立30周年になり、その記念事業としてこの看板を立てることがかねてから懸案になっていたところ、福岡銀行が創立百十周年事業として何か地域に貢献できるものを、という話があり、共同してこの看板を制作、寄贈することになった。

 予算に制限がある中で商工会会員の青木看板(*現在このお店は今宿にはありません)が心よく引き受け、立派な看板が駅頭を飾っている』

 このことから、「今宿歴史地図」という看板は昭和63年3月に行われた今宿駅駅舎改築に合わせて立てられ、このかるたが作られた平成12年頃までは今宿駅前に確かにあったらしいことが取材の中でわかってきました。

 また保存されている今宿タイムズからその看板がどのようなものであったのかもわかりました。

 いつ頃、撤去されたのかは今回の取材では判明しませんでしたが、駅前の整備がされた際に老朽化した看板を撤去したものと考えられます。

 歴史地図の看板はなくなりましたが、今宿地区は史跡、遺跡が多い歴史の町です。

 地域の皆さんが気軽に史跡巡りできるよう、今宿タイムズでも折に触れて歴史地図などを載せていきたいと思います。

(田中)

参考資料
「ふれあい」 今宿高齢者教室

協力:JR九州今宿駅・唐津鉄道事業部

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★【今宿タイムズ】平成30年(2018年)1月1日 第424号

爽やかなお正月は神社で初詣 地元神社の年始行事
大晦日には除夜の鐘を
やさしさいっぱい 介助犬募金 玄洋中学校生徒会
玄洋校区 師走の風景 杵の音
わが町の人口 4,228名減の25,565名
どなたでも参加できます 今宿地区新春のつどい
うわごと
謹んで新年のごあいさつを申し上げます
今宿校区「人権を考える」講演会 ~うまれてきてくれてありがとう~
美浜・横町西町内会 合同で避難所入所を体験
思いやりの心 玄洋校区人尊協研修会
両校区子ども会マラソン大会
今宿校区 インディアカ大会
天ぷら油の処理どうしてる?
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今月の男女共同参画 58話
北九州メディアドーム ドッジボール大会 優勝スマイリーズ
玄洋校区インディアカ大会
コーヒーブレイク
~講演会のお知らせ~ 子どもたちからのSOS ~より良い親子関係を築くために
玄洋小学校 PTA成人教育講演会 テーマ「心がかぜをひくとき」~安心感と自立~
今宿五行歌会(柿)
ご芳志の御礼