コーヒーブレイク

コーヒーブレイク

コーヒーブレイク

■コーヒーブレイク

 彼が住んでいたアパートをとりあえず新居とした新婚4ヶ月目の娘夫婦。

 新婚後も仕事を続けている彼女は5時起床で片道2時間の通勤、帰宅は夜の9時、10時という毎日。

 独身時代は全く料理をしようとしなかった娘だ。

 食事はどうしているのか「食べているよ。炒め物、炒め物、炒め物だけど」これがやるときゃやると言ってた長女の限界か、作るだけ偉いと思うのは親の欲目か「良かった、料理が上手な彼で」

 え…彼が作ると?

 「そ、彼がご飯作っている間に、私は洗濯物を手早く片付けると」彼も「最近は昼休みとかスマホで料理レシピばっかり見ていますもん」どうも彼が咲きに家に帰りつくらしく、腹ペコで待つより自分で作ったほうが早いと考えているようだ。

 食べるのが好きな長女だから。

 もはやこれは餌付け状態と言えるだろう。

 夫婦の形は人それぞれだが、苦にせず料理してくれる彼を拝まずにはいられない。

 そんな彼の協力をもってしても体力的に難しかったのか、体調の優れない彼女は次の転勤先が決まるまでと、ここのところ平日は職場に近い実家から通勤している。

 年末、彼のご両親から鰤が届いた。

 「この辺じゃ年末にお嫁さんのご実家に鰤を贈るんですよ。いい嫁子ぶりということで。通勤も大変だし、とりあえず週末婚でいいんじゃないですかね」

 彼の兄姉も共働きだからか、寛大なご両親にもひたすら感謝である。

 彼の実家で元旦を迎えた長女らが、2日の夜遅くにやって来た。

 翌朝、彼の実家のものと全然違うという我が家のお雑煮が登場。

 お雑煮は具材や味付けが地方、地方で全く違うと聞く。

 彼の口に合うのか心配だったが、物珍しさもあってか美味しいと食べてくれてひと安心。

 その後2人は仲良く初売りに出かけて行った。

 我が家では正月三が日は毎食お雑煮が出るが、3日目ともなると若干食べ飽きた感じがする。

 さて今晩の夕食はどうしたものか。

 ここは鉄板のカレーか、はたまた鍋か。

 迷う私に長女から「晩ご飯何?彼がお雑煮なら帰って食べるって」のメール。

 それって我が家のお雑煮が気に入ったってこと?

 いそいそと準備する私に夫が一言「雑煮じゃなかったら帰って来んかったってことよね」

 食って大事。

(A)

——————————–

★平成29年(2017年)2月1日 第413号

穏やかな初春 今宿地区新春のつどい
トンビもカワセミも お正月を写そう2017
2017年春の謝恩セール
玄洋校区社協 歳末ふれあい事業 餅つき
今宿青木 ほうげんぎょう
雨の「横浜どんど焼き」
うわごと
玄洋中学校70周年を迎えて「地域との繋がりを考える」
今宿校区人権尊重推進協議会「ちひろ トーク&コンサート」開催
玄洋校区社会福祉協議会研修
コーヒーブレイク
玄洋句会 正月
ご芳志の御礼

★今宿タイムズ過去記事一覧はこちら★