■うわごと
小さい頃、身体のどこかが痛かったら、母や祖母が「ちちんぷい、ちちん、ぷいぷい」と身体をさすってくれ、何の呪文か解らなかったが、なんとなく治ったような気がしたものである。
「知仁武勇は御代の御宝」、がなまって「ちちんぷい、ちちん、ぷいぷい」となったそうである。
徳川時代の三代将軍、徳川家光は小さい頃病気がちで、癇性であった。そのため、母である、浅井長政の娘、江から疎まれた。
乳母であった春日局はこれが不憫でたまらず、泣きぐずる家光に、
「知力と武勇に長け優れた貴方様は、徳川家の宝だから、どうぞ泣かないで」とあやしたと言われている。
古今東西、子どもを宝と思う気持ちは変わりない。
しかし、最近幼い子どもに対する親の虐待が新聞紙上に載ることが多くなった気がしてならない。
子どもは親を選ぶことができない。優しい両親の愛情に包まれて育つべき子ども達である。
何の穢れも無い子どもの目を見ていると、心が洗われる気がする。
「ちちん、ぷいぷい」の呪文を思い出し、家族、地域で子ども達を見守りたいと思う。
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★今宿タイムズ第404号 平成28年(2016年)5月1日
・間もなく落成式 新玄洋公民館の紹介
・新任挨拶 玄洋公民館館長 松本 清訓(きよのり)
・玄洋校区 各種団体役員交流会
・ピッカピカの1年生 今宿小学校 第130回入学式
・玄洋・今宿校区「子ども会育成会」入会のお願い
・今宿校区 第3回 チューリップ祭り
・待ちに待った1年生 玄洋小学校入学式
・うわごと
・先生たちの異動
・新任ご挨拶
・着任挨拶 JA福岡市今宿支店 支店長 典略 和久
・「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 23
・春は「さくら」も健康診断!
・コーヒーブレイク
・第10回「なまず会」七寺川清掃活動
・今月の男女共同参画 42話
・今宿五行歌会(自由)
・ご芳志の御礼