コーヒーブレイク

■コーヒーブレイク

　早いもので、新し年となって2ヶ月が経った。年金暮らしの私は、新年の誓いも無く、相変わらず、いつもの様にのんびりと過ごしているが、近々そうもいかなくなる。

　娘に初めての子どもが生まれるのである。私たちにとっても初孫誕生。申年の赤ちゃんとなる。私が子供の頃、生まれてきた弟を見て猿のようだと言って「そげんなこと言わんと」と母に叱られたことを思い出す。

　生まれてくる娘の赤ちゃんには、男の子だったら男前。女の子だったら可愛いね。と声をかけようと思っている。早くも爺バカである。

　先日、久しぶりに神社で開かれた節分会の豆まきを見に行った。節分というと、最近はテレビで恵方巻の話題を取り上げ、スーパーやデパートなどで恵方巻という名の巻物を山積みして販売しているが、どうも踊らされているいるようで私は気に入らない。

　節分は申年生まれの年男・年女による「鬼は外、福は内」の豆まきたい、と思っている。

　「九州では恵方巻やら食べん」と言いながらも、業者の策にまんまと乗せられた恵方巻を南南東の方角に向かってかぶりついてしまった。

　考えてみるとクリスマスケーキやバレンタインチョコなども色々と商売人に乗せられている。

　それも時を経て広まれば、慣習になり食文化となっていくものだ。

　今のところ、ひな祭りは、あれれに白酒。端午の節句は、ちまきが定番となっているが、産まれてくる孫の節目のお祝いの時、どんなものができているか楽しみでもある。

　時代の流れと共に其々を取り巻く環境は、どんどん変わっていくが、子どもたちには季節毎の行事や習慣、地域に守り継がれているものの大切さを伝えていきたいと思っている。

（K)

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■今宿タイムズ平成28年(2016年)3月1日第402号