「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 21

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 21

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 21

■「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 21

 『猿田彦大神』

 今回の読み札の中にある「猿田彦」は日本神話の中で、天孫降臨の際に天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内したとされる国津神(くにつかみ)です。

 「古事記」や「日本書紀」では猿田昆古神、猿田昆古大神、猿田昆古之男神、猿田彦命とも表記されています。

 この「猿田彦」が天からの神を地上の神として道案内をしたとされるところから、中世の庚申信仰や道祖神信仰と結びつきました。

 「庚申信仰」についてはタイムズ第391号の『庚申塔』にも詳しく載せていますので、覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。

 「猿田彦」を祀る「猿田彦神社」は全国にありますが、福岡では藤崎にある「猿田彦神社」が有名です。「災いがさる」、「幸福が訪れる」としてこの神社の猿のお面は人気があります。

 しかし、昔の絵に描かれている猿田彦は猿というより、鼻が長く天狗のような風貌で、少し意外な感じがします。

 皆さんも神社の境内などに「猿田彦大神」や「庚申塔」と刻まれた石塔を一度は見かけたことがあるでしょう。

 昔は村の入り口や道の辻などに置かれていましたが、現在は道路拡張工事などで撤去が進みました。神社や寺の境内などに移転したものも多くあります。

 ここ今宿地区では青木、上ノ原の相原と堀の内に「猿田彦大神」があります。青木の石塔が一番古く、文政2年(1817年)と刻まれています。相原の石塔の裏面には造立年月(天保8年・1837年)の他に、奉献者の名前らしき刻字があります。

 また、堀の内には2基ありますが、いずれも同じ年に建てられています。

 うちひとつの石塔は真ん中より少し上の部分が折損、修理の跡があり、裏面の造立年の数字は分かりませんが、癸卯(みずのとう)年という干支が残っていることで天保14年(1843年)に建てられたことが判ります。

 今宿地区(旧今宿村)に約20基ある石塔の多くは「庚申塔」で、「猿田彦大神」の石塔があるのはこの4ヵ所だけです。

 参考文献

 「糸島の庚申塔」筒井昭男 他

 

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■今宿タイムズ平成28年(2016年)3月1日 第402号

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今宿姪浜乗合バス 連絡協議会開かれる
「地震が来た」あなたも参加の防災・減災対策
今宿校区「ほうげんぎょう」
今宿校区社会福祉協議会 社協・自治協・民生委員 意見交換会
”玄洋公民館・老人いこいの家”落成式、祝賀会 実行委員会
燃えるごみの持ち出し日変更
うわごと
もうすぐ「ひな祭り」
寒い冬の日に温かい炎「横浜どんど焼き」
「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 21
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「今宿タイムズ」新年会
西区親善インディアカ大会
健康ウォーキング&ウォークラリー大会
他人の迷惑にならないように
輝け今宿っ子!みんなと夢あふれる”音楽祭”をつくろう
げんきに体操!雪だるま
「福は内」横町節分祭り
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今宿五行歌会(躍る 踊る)
ご芳志の御礼