■「餅つき」
今年も「餅つき」の季節がやってきた。昨年はこの時期に4回も餅つきに参加したが、さて、今年はどうだろう。
私の育った家では、お餅つきをする習慣はなかった。ただ、家に石臼があったのを記憶しているので、私が生まれる前には家で搗いていたこともあったのかもしれない。今のように真空パックや冷凍もない時代、近くのお饅頭屋さん(だったと思う)にお餅を頼んで年末の30日に受け取りに行くのが我が家の恒例行事だった。近所でも餅つきをする家は少なく、街角でたまに見かけるのを遠くから見ていたものだ。
そんな私が結婚してから、夫の実家の餅つきに参加するようになってからもう30年が過ぎた。最初は見よう見まねだった餅を扱う手つきも、最近は様になってきたように思う。町内や校区の餅つきのお手伝いに行けるまでになった。
「餅」について調べてみると、その起源は古墳時代にまで遡るようだ。文献には出土した土器の状況から6世紀後半には蒸し器が作られ、それにより米を蒸して餅を作るようになってきたと考えられる、と書いてある。
また別の文献によるとお餅を神の宿る鏡に見立てて作ったのが鏡もちであるとも書かれていて、日本人の餅に対する特別な思い入れがわかる。何かの本でお正月にお餅を配ったのが「お年玉」になったと読んだ記憶もある。
また、正月に限らず、初誕生やお節句、新築の棟上げ式など、餅はおめでたい儀式、いわゆる「ハレの日」には欠かせない。
最近は、餅つき機が普及して、個人の家で臼と杵で餅を搗く家は少なくなった。でも子の地域ではこの時期、あちこちで餅つきが行われている。隣人との付き合いの少なくなった今、大事なコミュニケーションの場になっているように思う。今年の町内の餅つきにもたくさんの子ども達が訪れ、餅つきを楽しんだ。こうやって次の世代へと受け継がれていく。
未来を担う子ども達の記憶にこの風景は残り続けてほしいと願う。
(T)
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★平成27年(2015年)1月1日 第388号
・初詣は地元の神社で 地元の年始行事案内
・今宿地区発展期成会 第4回役員会開催
・玄洋校区、各町内で餅つき
・わが町の人口 3,332名増の27,769名
・今宿地区新春のつどい
・1月10日は「110番の日」です!
・うわごと
・謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
・玄洋校区人権尊重推進協議会 講演会開催される
・第6会 玄洋公民館 老人いこいの家建設準備委員会
・演題:「いいんだよ」は魔法のことば
・認知症サポーター養成講座 開催 今宿校区社会福祉協議会
・[玄洋校区]「包括ケアモデル事業」第2回ワークショップ開催
・「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8
・リフレッシュ体操
・今宿校区男女共同参画部会 キリンビール施設見学
・認知症講座
・老人クラブの料理教室 今宿老人クラブ連合会
・「餅つき」
・玄洋校区子ども会・駅伝マラソン大会 平成26年11月23日(日)
・男子インディアカは5年ぶり西浜町内優勝 平成26年11月30日(日)
・ご芳志の御礼