■わが町にこんな人 福岡舞鶴高校・誠和中学の教諭 國友秀三さん(50歳・駅前)
國友さんは昨年の11月27・28日の両日に東京武道館で行われた剣道八段審査会で見事合格、八段となりました。保健体育の先生として教壇に立ち、剣道部顧問として子ども達を指導される忙しい中、タイムズのインタビューに快く応じていただきました。
僅か0.9%の狭き門!
剣道八段は、七段になってから10年以上修行を積んで初めて受ける資格ができます。七段までにも同様な修行が必要とされますのでどんなに早くても46歳からしか八段試験は受けられません。この時も全国から1930人の参加があり、1次試験を突破したのが200名弱、2次試験合格は僅か17名で、合格率0.9%という狭き門でした。このことからも國友さんの50歳という若さでの合格がいかに難しいかがわかります。
様々な恩師との出会い
今宿剣道教室は毎年のように全国大会で入賞する全国屈指の剣道教室です。國友さんはその教室で剣道を学びました。最初は友人に誘われるままに剣道を始めたそうですが、ほどなくその魅力にはまり剣の道へ。それは指導する先生の影響が大きかったようです。小学校4年生で教室に入った当時は玄洋中学校教諭の山内豊太郎先生に師事。
しかし、5年生途中で先生が亡くなられて一時中断。その後西福岡高校教頭の藤野弘先生が後任で来られるものの転勤で中断に。度重なる指導者不在に当時に保護者代表吉村工氏や國友さんの父秀門氏が右武道館館長大浦芳彦先生に相談し、現在の今宿剣道を作り上げられた山内正幸先生を招聘、そして國友さんは山内先生と出会います。
一期一会
今宿剣道に来られた山内先生は当時23歳という若さ。國友さんからは「剣道の実力は勿論のことスポーツ万能な先生は何をされてもかっこ良かった。一期一会とか人生巡り合わせなどの言葉がありますが、山内先生との出会いがなければ今の私はないと思っています。本当に感謝しています。」との言葉をいただきました。
交剣知愛(こうけんちあい)
「今まで剣道を続ける中での喜びやご苦労を教えてください」とお伺いすると「交剣知愛」という言葉が返ってきました。交剣知愛とは見知らぬ同士でも剣を交えることで仲間になる、住んでいる場所や環境が違っても剣を交えることで通じ合えるということなのだそうです。今までの練習や大学での寮生活など辛い修行もあったけれど、逃げることなく続けられたのは剣を通しての人との交わりが喜びだったのでしょう。
これからは
今は、八段に合格しただけです。今から八段に相応しい本当の力が備わるよう精進したい。また、剣道連盟や高体連に貢献すると共に、生まれ育った今宿の地にも恩返しが出来たらと思っています、との言葉を最後に語ってくださいました。その意気込みは聞き手の私にも十分すぎるほど伝わってきました。ぜひ剣を志す子ども達の道標になってください。
*最後に剣道の他に何かご趣味はとお聞きすると、にこっとされて「ありますよ、今はゴルフかな」さぞかしスコアもよいのでしょう。ドライバーの振り方もきっと鋭いのでしょうね。
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■平成26年(2014年)3月1日 第378号
・土砂災害警戒区域等の指定に関する説明会
・今宿校区で初の防災避難所訓練 8町内会から274人が参加
・雲仙復興事業に学ぶ福岡市西部6校区会長研修会
・西都1、2丁目の自治会設立に向けた意見交換会
・思いやりの心が510件 玄洋校区人権カレンダーできる
・第2回 今宿姪浜線乗合いバス連絡協議会
・うわごと
・横浜「どんど焼き」(ほうげんぎょう)
・横浜祇園神社で「節分」祭り
・[投稿]東北、被災地から
・今宿校区 ふれあい餅つき大会
・玄洋校区 三世帯餅つき大会
・わが町にこんな人 福岡舞鶴高校・誠和中学の教諭 國友秀三さん(50歳・駅前)
・玄洋校区 準優勝 西区インディアカ大会混合決勝戦
・今宿子ども囲碁ニュース
・今月の男女共同参画
・プロバスケットボールの応援
・すずめがすずなり
・[投稿]今宿の「良いところ」再・発・見?
・コーヒーブレイク
・今宿五行歌会(家・ホーム)
・ご芳志の御礼