■没後90年、伊藤野枝を偲んで イベント開かれる!
9月22日(土)、『伊藤野枝memorial90』がさいとぴあホールにて開催されました。午前は伊藤野枝の娘ルイズの生涯をたどるドキュメンタリー映画『ルイズその旅立ち』の上映。午後は矢野寛治氏の講演「伊藤野枝の影と光」、続いて矢野氏と郷土史家の大内士郎氏の対談が行われ、この日は、まさしく野枝を偲ぶ1日となりました。
伊藤野枝は明治28年に今宿で生まれました。男尊女卑の明治の世にあって女性解放運動に力を尽くし、平塚らいてうの後を引き継いで婦人解放運動の旗印である雑誌「青鞜」の編集長に。
その後、内縁の夫で無政府主義者の大杉栄と甥の橘宗一と共に関東大震災の混乱の中、大正12年9月16日、憲兵隊に虐殺されるという運命をたどった女性です。
この催しのことが、事前に毎日新聞、読売新聞に大きく掲載されたこともあり当日は午前、午後合わせて約370人の来場者がありました。300部用意したパンフレットは急遽追加で準備するほどの盛況ぶり。200枚用意した栞もすべてなくなりました。
講師の矢野寛治氏のご家族も来場、夫人は野枝の叔父代準介(だいじゅんすけ)のひ孫にあたります。また、伊藤家からは伊藤義行氏ご夫妻や親族が来場され、生誕の地、今宿ならではの催しとなりました。
今回の会を企画、実行した玄洋校区男女共同参画をすすめる会の代表板屋美幸さんは、伊藤野枝の生き方に興味を持ち、これまでも機会ある度に、野枝のことを学んできた方です。『ルイズその旅立ち』もぜひ野枝の生誕地今宿でやりたいと監督の藤原智子氏に連絡を取り、この度の上映となりました。
女性の地位向上に尽くした野枝ですが、映画や小説では、離婚や大杉との不倫など、奔放な生き方の方がクローズアップされてきた感があります。
この会の中では、そんな野枝の一面だけでなく、負けず嫌いの向学心に燃えた少女時代、玄洋社の頭山満とも親交のあった叔父代準介との関係などが語られ、また違った一面を見ることができたのではないでしょうか。
没後90年を経てもいまなお人々を惹きつける野枝の魅力にただ驚くばかりです。
伊藤野枝memorial90 実行委員会
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■平成25年(2013年)11月1日 第374号
・田んぼにくっきりと「今宿でしょ」田んぼアートフェスタ2013
・新玄洋校区・西都1丁目、西都2丁目にチラシ配布
・秋晴れに、こころも笑顔の玄洋校区体育祭
・第5回今宿校区スポーツフェスタ
・うわごと
・今宿旧道、時間帯一方通行規制の変更についての協議
・玄洋小学校交通標語 表彰・授与式開催
・没後90年、伊藤野枝を偲んで イベント開かれる!
・玄洋ふれあいまつり
・今宿小PTA成人教育講演会
・玄洋校区が初優勝!西区壮年ソフトボール大会
・第2回 今津運動公園 グラウンド・ゴルフ大会
・秋の夜長はこころ豊かに七草鑑賞
・玄洋中の職場体験
・「堀ちゃん牧場」西岡 琉汰
・快挙!フォトコンテストで銀賞(全国2位)
・今宿の真っ赤な太陽をキック!
・コーヒーブレイク
・第10回 いまづ風花ふれいあ市開催
・第23回工芸会 ワークセンターまつり
・今宿五行歌会(涼風、風)
・ご芳志の御礼