上町「鬼すべ」が福岡市無形民俗文化財に指定される

今宿タイムズ

 

■上町「鬼すべ」が福岡市無形民俗文化財に指定される

上町「鬼すべ」が福岡市無形民俗文化財に指定される

認定書を受け取る上町・武久会長(左)

 今宿上町天満宮の鬼すべ行事が、平成25年3月18日(月)に福岡市無形民俗文化財に指定されました。同月26日(火)には、交付式が行われ、上町町内会へ認定証が授与されました。

 上町天満宮の「鬼すべ・うそ替え」の行事は天満宮の創建時、天保5年(1834年)に始められたと伝えられています。役180年の長い間、地域の住民により、守られてきた行事です。

 「鬼すべ」は、毎年1月7日、稲ワラで作った角と襷(たすき)をうけた鬼を先頭にお潮井とりで始まります。町内に帰ると鬼の横に「横付き」と呼ばれる若者が付き、鬼を押しながら家々を回ります。鬼の前後には鳥帽子、白装束の子ども達が鐘や太鼓などを叩きながら続きます。町内を回った鬼は最後に天満宮に帰り、お堂へと逃げ込み「鬼すべ」は終わります。大宰府の「鬼すべ」は有名ですが、福岡市で今も「鬼すべ」を行っているのはここだけになってしまいました。

 今宿地区では「今宿青木獅子舞」が無形民俗文化財に指定されていて有名です。無形民俗文化財の指定にあたって保存会の設立など大変なこともありましたが、長く伝えていってほしい伝統の行事です。

*参考資料「西区は歴史の博物館」

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