『今宿タイムズ』 令和2年(2020年)8月1日 第455号より
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、各地のイベント等も自粛となり世の中に暗いムードが漂っている感じです。毎年恒例の「まつり今宿」納涼花火大会も今年度は中止となりました。
しかし、今宿商協として今宿の皆さんに元気の一助(いちじょ)をお届けしたい。そんな思いを込めてサプライズで7月18日土曜日の夜、ほんのわずかな時間でありましたが花火を打ち上げました。
突然の花火で驚かれた方もいらっしゃると思いますが、「3密」を避けるため事前告知はせずに開催したことご理解いただけたらと思います。
また、「今年花火を上げたい」それにはもう一つ理由がありました。
昨年の京都アニメーション放火事件で被害に遭われた地元出身の兼尾結実様のご遺族から亡くなられた兼尾結実様が大好きだった今宿の花火に対するお気持ちを今宿商協に頂いておりました。
そのお気持ちを花火大会で実行しようと企画していた中での中止決定で私たちもどこか悔しい思いがありました。規模は小さいながらも事件が起きた同じ7月18日に心から哀悼の誠を込め、花火を上げさせていただきました。
開催にあたり今宿地区発展期成会、今宿地区花火実行委員会、今宿消防分団、㈲西日本花火、㈱Ztapにご協力いただきましたこと厚く御礼申し上げます。
結びにあたり、この街に新たな生活と豊かな日常が取り戻せるよう、今宿商協の活動を通じて地域の皆様と共に上を向いて進んでまいります。
今宿商工業協同組合
理事長 波多江 秀剛
実行委員長 北島 光太郎