コーヒーブレイク

★コーヒーブレイク

　今年も大みそかに熊本の実家に行き、慌ただしく正月準備をした。

　とは言っても元日の座卓には、簡単な正月料理と根菜多めのお雑煮と赤酒がある位のものだ。

　特老から一時帰宅した母を囲んでゆっくりしていると新婚の娘夫婦が、年始の挨拶にやってきた。

　私の実家の正月風景の中に二人が並んで座っているのを見るとそれはそれは幸せな気分になった。

　息子達は帰省せず神奈川の次男のアパートで二人で過ごすという。

　年末次男宛てに本人ご希望の牛肉を送った。

　占めて８パック分の牛肉。

　きっと二人の三日分にはなるだろう。

　いや、なる筈だ。なる筈だったが、私は次男を甘く見ていた。

　ちゃっかり者の次男は、全て小分けにして冷凍して保存。

　結局、３日間とも長男にスーパーでお惣菜やつまみやお酒を買ってもらい、外食代を出してもらった上にお年玉までゲットしていた。

　後日、「余計な出費をさせてごめんね。」と長男に電話した。

　どうやら次男は、私と似ているらしい。

　そんな次男も大学最後の年を迎える。

　これからの１～２年で生活も変わってくるのだろう。

　何もない１年などないけれど、子ども達が20代になってから色々な変化があったし、これからもありそうだ。

　最近は、私の月１回の病院通いに主人が関わるようになってきた。

頼んでもいないのに半休をとり、ジュンク堂や紀伊國屋で待ち合わせしランチして帰る。

　お陰で、読みたい本には事欠かないが、帰宅後は「買い物」と称して自らの趣味にすっ飛んで行く。

　目的はどちらなのか。

　「おいおい。」と突っ込みたくなるが、久々の二人暮らし。

　仲良くやっていこう。

　昨年は職場でも変化があった。

　長年慣れて当たり前に思えていた事が少しずつ変わってくると、人の反応は様々だ。

　私の回りにはそれを楽しみに思える友達が多く頼もしく感じる。

　変化を受けとめ前を向けるよう幾つになっても、元気な心でいたいものだ。

（Ｒ）

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