■うわごと
71回目終戦の日を迎える8月となった。
戦後の70年が経過しても沖縄には多くの問題が残っている。
昭和20年6月6日に打たれた電報がある。沖縄根拠地隊司令官、大田実海軍少佐の電報である。内容は、
「沖縄県民の実情に関して、県知事よりの依頼ではないがお知らせする。
群は防衛戦に専念し県民を省みることが出来なかったにもかかわらず、県民全てが防衛召集に進んで応募し残された老人、子ども、女は頼るものが無く自分達だけで家屋、財産を焼かれ着の身着のままで軍の邪魔にならないように狭い防空壕に避難し困窮した生活に甘んじている。
若い女性は率先して看護婦、炊事婦、砲弾運びに協力し、看護婦に至っては置き去りにされた重傷者の看護を続け、更に移動に際しては輸送手段を持たず、文句も言わず雨の中を歩き続けている。
つまるところ、陸海軍が沖縄に進駐して以来、勤労奉仕、物資節約を強要されたにもかかわらず、ひたすら日本人としての奉公の念を胸に抱きつつ、沖縄島は草木の一本も残らない焦土と化そうとしている。
食料はもう6月一杯しかもたない。
沖縄県民はこの様に戦い抜いた。
県民に対して、後世特別のご配慮を頂きたく、お願いする」
以上のような訣別電報である。
この様にまで沖縄を思っていた軍人がいることを知った。
はたして後世に特別の配慮がなされたであろうか。
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★今宿タイムズ 第407号 平成28年(2016年)8月1日
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