「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 20

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 20

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 20

■「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 20

 今月は2つの読み札についてご紹介したいと思います。

[ら] 「今宿は福祉の里」

 『筑前今宿歴史かるた』は今から16年前の平成12年に今宿公民館高齢者教室の活動のひとつとして作成されました。

 今宿地区や周辺の今津、元岡地区には多くの福祉施設があるので、それを読み札にしたのでしょう。当時、この辺りはまだ人口は少ないものの、建設地の余裕があったことで高齢者の施設や障がい者の方の施設や作業所など多くの施設がありました。高齢者教室の方々もこれらの福祉施設に関心があったのでしょう。

 現在、人口は飛躍的に伸び若い方達も増えました。その一方、高齢化も進んでいます。それにより、多くの福祉施設が建設され、今も増え続けています。

 ランキング一位かどうかはわかりませんが、福岡市の中でも多くの施設を有する地域であることは間違いないでしょう。

 地域に多くの施設はあってもそれを利用するためにはどうしたらよいかわからない方も多いと思います。

 この地域には西第5いきいきセンター(福岡市地域包括センター)があります。センターでは介護に関する相談等や必要なサービスや制度の紹介を行っています。何かお困りの際はお気軽にご相談下さい。

 施設の数のランキングではなく、障がいを持った方に優しい地域で一位を目指したいものです。

*西第5いきいきセンター(福岡市地域包括センター)
 電話 807-6811

*いきいきセンターについては3面に詳しく紹介しています。ご参照ください。

[む] 「楠木町」

 今宿東3丁目の「木の実保育園」辺りは昔、楠木町と呼ばれていました。すぐ近くの公園は「今宿楠木公園」と名付けられています。また、今でも楠町という字名(あざめい)が残っています。

 現在は静かな住宅地ですが、『今宿校誌』に、「三菱電機の前、七寺川との間に楠木町という小字名がある。土地の古老の話によると、昔このへんは楠木の大木の林であった。朝日を受けてこの森蔭は遠く北原の付近までかかった。近ごろでも田をすいていると鍬先が古株に突きあたることがあった…昭和28年災害で七寺川の改修が行われた際、工事請負者に注意していたところ、予想通り黒く炭化した大株が出てきて、この言い伝えが事実であったことを証明した」と書かれています。

 調べると楠木(クスノキ)は常緑の高木で大木になるため、全国の巨樹。巨木調査のトップ10のほとんどがクスノキ、とありました。

 大きく成長するため神社などで神木として崇められている巨樹も多いようです。

 言い伝え通りに森蔭が北原までかかったということの真偽のほどはわかりませんが、昔、この辺りに大きな楠木の林が存在したことは確かなようです。

 (田中)

*参考文献「今宿校誌」他

 

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■今宿タイムズ平成28年(2016年)2月1日 第401号

第37回 今宿地区新春のつどい
お正月を写そ!2016
玄洋校区 自主防災訓練
西部6校区 夜間パトロール実施
集まらんね!しゃべらんね!今宿で!!
うわごと
今宿校区「人権を考える」講演会 子どもたちからのSOS ~思春期の子どもたちが教えてくれたこと~
ご挨拶 今宿公民館長 古川 勝敏
福岡市西消防団今宿分団 歳末警戒
今宿校区 夜間パトロール
「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ 20
歳末ふれあい餅つき会 今宿校区社会福祉協議会
今宿校区 今宿姪浜線乗合ばす「なぎさ号」新車両披露
餅を丸めてちぎる匠技にびっくりぽん!
高齢者のみなさんのいきいきセンターふくおか(福岡市地域包括センター)
玄洋校区社会福祉協議会 福祉餅つき
二宮神社で嵐チケット当選を!!
今月の男女共同参画 39話
伝統の上町天満鬼すべ・うそ替え開催
コーヒーブレイク
玄洋句会 正月
ご芳志の御礼