■木守り柿で来年も豊作
師走となり、豊作だった柿の木のてっぺんに真っ赤な実が一つ残っていました。柿は、長寿の木で幸せをカキ(柿)集める、喜び幸せがくる:喜木(かき)の願いが込められていると言われているようです。
「もういくつ寝るとお正月」正月の鏡餅には柿(喜木)を飾りつけているお宅もあります。「にこにこ仲睦ましく」の語呂合わせより外側に2個ずつ、中に6個串に刺しています。
また、七五三のお祝いにも柿の「七つの徳」を見につけられますようにとの願いを込めて柿を七つ供える風習があるとこのとです。
「柿の七徳」とは、柿の木は、寿命が長い、夏には日陰が多い、鳥の巣がない、虫がつかない、秋の紅葉は鑑賞できる、果実がおいしい。そして落ちた葉が大きいことだそうです。皆さんが幸せになってほしいですね。
また、「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど、柿は栄養価が高く健康食品として優れていると言われています。抗酸化作用のあるカリウムほかビタミンAとCなどが含まれています。柿の葉も、柿の葉寿司や柿の葉茶等に利用されています。
さて、冒頭の「柿の木のてっぺんに実が一つ」には意味がありました。この柿の実は「木守り」といって、来年もよく実りますようにとのおまじないで残しておくのだそうです。そして、今から寒くなり食べ物の少なくなる時期に鳥たちに残しておこうという心遣いもあるとこのとです。
自然の恵みに感謝し、自然界相互の思いやりの心がこの「木守り柿」なのです。人間の素晴らしさ、自然の素晴らしさを感じて心が安らかになった一日でした。
(C・R)
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■今宿タイムズ平成28年(2016年)1月1日 第400号
・初詣は地元の神社で 地元の年始行事案内
・わが町の人口
・田尻今宿汚水幹線築造工事発進式
・玄洋校区 各町内で杵の音が響く
・今宿地区新春のつどい
・うわごと
・謹んで新年のごあいさつを申し上げます
・玄洋校区 人尊協研修会
・今宿駅前 イルミネーション点灯
・筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ19
・400号記念座談会 「ぼくたち、わたしたちの玄洋・今宿の未来について」
・玄洋中学校 教職員バレー優勝
・今宿老人クラブ シニア向け 料理教室
・玄洋・今宿両校区 子ども会駅伝・マラソン大会開催
・服部英雄先生の歴史講座開催される
・農楽苦(のらくろ)花園でチューリップの球根植付け会
・木守り柿で来年も豊作
・コーヒーブレイク
・今宿校区 ごみ減量部会施設見学
・「健康づくり教室」
・輝け今宿っ子!
・今月の男女共同参画 37話
・ご芳志の御礼