今宿で「区長と語ろう会」活発な意見交換で盛り上がる

■今宿で「区長と語ろう会」活発な意見交換で盛り上がる

　7月22日、今宿校区での「区長と語ろう会」が今宿公民館で開かれました。この会には、西区役所から進藤区長はじめ各部長、関係課長など12名と自治協から定例役員会メンバーなどの16名が参加しました。

　はじめに区長が「地域の皆さんのまちづくりについてお聞かせいただき、率直な意見交換をお願いしたい」と開催趣旨の説明を行われました。

　その後、平方自治協会長が、直面している課題3点について要望・意見を述べ、意見交換に移りました。

　自治協が取り上げた課題とそれに対する回答の概要は、次の通りでした。

１　市街化調整区域の件<要望>

　校区内の市街化調整区域は、いづれも人口減、急速な高齢化に見舞われており、このままでは地域コミュニティの核である町内会の運営が困難になる。調整区域の取扱緩和と対象町内会への何らかの支援を検討して欲しい。

<回答>

　藤尾総務部長が今年10月より緩和予定の政策について資料を基に説明しました。また、支援策についていは、田川土木2課長が、過疎地における防犯灯維持の困難性について理解できるので、本庁担当部局に地域の声として伝えていく、と回答しました。

２　土砂災害警戒区域の件<要望>

　計画区域指定に伴う課題として次の2点を要請しました。

(1)　福岡市に土砂災害ハザードマップを作成していただいたが（対象世帯には配布済み）、このマップでは、サイズの関係から、災害時の避難場所・避難経路など対象住民にとって必要な情報が掲載できていない。もう少し細かな情報を掲載できるマップ作成を検討してほしい。

<回答>

　藤尾部長が、区役所が持っているデータを検証、要望に沿えるように協力したい、と回答しました。

(2)　危険区域に指定された土地は、建築制限などがかけられるため、大幅な資産価値の低下が避けられない。退職区域の固定資産税はこのことを踏まえて減免して欲しい。

<回答>

　この件については、金口市民部長が、次の見直し時期には検討することになっている、と回答しました。

３　買物支援バスの件

　現在、今宿では社協を実施主体として、高齢者・障がい者への買物支援バスの運行を検討している。こうした活動への補助が可能か否か検討していただきたい。

<回答>

　岩永保健福祉センター長が、随分、調べたが、支援できる施策はなかった。しかし、この種の活動が今少し拡大していけば何らかの支援を検討する余地は開けてくる、と回答しました。

　せっかくの機会ということもあり、道路設備の見通しなど幾つかの質問・意見が出され、予定時間を30分近くオーバーして終了しました。

　今宿校区としては、久しぶりの区長と語ろう会でありましたが、校区が抱える課題について率直に意見交換でき、非常に有意義でありました。

　ご多忙な中、出席いただきました進藤区長はじめ西区役所の幹部の皆さんに紙面を借りて感謝申し上げます。

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■平成27年(2015年)9月1日今宿タイムズ第396号