今宿校区人尊協　総会＆講演会

■今宿校区人尊協　総会＆講演会

　6月28日（日）、今宿公民館において平成27年度人権尊重推進協議会総会と講演会が開催されました。

　総会での各議題は全出席者により議決され、最後に「人権意識の高揚」と「明るく住みよい町づくり」を推進することを確認し、閉会いたしました。

　続いて行われた講演会では講師に障がい者福祉サービス事業所「わくわくランド」所長小栁美穂氏を迎え「こころのバリアフリー～共生社会をめざして～」の演題でお話をしていただきました。

　小栁氏は平成2年から23年まで地元今宿に居住され、現在は今津にお住いです。3人の娘さんを育てられましたが、長女の方に先天性の障がいがあり、そのために心ない言葉を言われたり、次女が長女の障がいが原因で「いじめ」から不登校になったりと数えきれないほどの辛い思いをされてきました。

　そんな経験から1人1人が尊重される社会を目指し、心のバリアフリーを願って、平成9年に「わくわくランド」を開所されました。

　「わくわくランド」の名前の由来は「障がいがあっても、わくわくした気持ちで毎日を過ごしたい」という小栁氏の永遠の願いが込められています。

　「障がい者は、社会的弱者と言われるが、世の中には様々な方々が生活しており、お互いの違いを認めることが大切」「障がいは特別なことではない」とその言葉には、数々の困難を克服されてきたからこその重みと優しさが感じられました。

　最後に「心の中を振り返り、『自分は差別していないので関係ない』のではなく、障がい者に対してのご理解とご支援をお願いします」と会場の皆さんにメッセージを送られて、講演会を締めくくられました。

　小栁さん、これからもお元気で地域のためにご活躍ください。

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■今宿タイムズ第395号　平成27年(2015年)8月1日