「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8

「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8

■「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8

 「青木と上ノ原の盆踊り」

 昔は、今宿の各町内に独特の盆踊りがありました。各町で踊った後、盆明けの16日頃に長垂海岸や今宿小学校の運動場に各町が集まって盆踊り大会を開き、それぞれの踊りを披露していました。女性だけでなく男性も女装して盆踊りに加わり、賑やかだったようです。

 しかし、町内独自の盆踊りは次第に行われなくなり、今は青木、上ノ原町内を残すだけとなりました。

 この2つの町内の盆踊りは、いずれも「口説(くどき)」と呼ばれる唄に合わせて踊るものです。「口説」は物語になっていて、その内容や節まわし、踊り方も各町により違います。

 昔は、町内の初盆の家を一軒ずつまわって、お囃子に合わせて唄い、家の前で輪になり盆踊りを踊っていました。男が化粧して菅笠(すげかさ)を被って踊っていた時代もあったとお聞きしました。でもそのことを知っている方は今は少なくなりました。

 今は、青木町内も上ノ原町内も、毎年8月16日に其々の町内の公園で、その年に亡くなった物故者への供養として踊ります。青木町内の盆踊りの題名はわかりませんが、『青木盆踊り歌』として長く唄い継がれてきました。継子いじめを題材にしたとも云われています。

 全部で22番までありますが、現在は11番までを披露しています。また、上ノ原の盆踊りは『辰也口説』といわれ、旅役者・辰也の生涯を描いています。他の校区でも行っているところはありますが、その節まわしや踊りは上ノ原町内独特のものです。

 この2つの町内が唄う「口説」の題材は違っていても、唄の最後の「ヨォーイ、ヨォーイ、ヨォーイヤネ」の掛け声はそっくりです。

 盆踊り大会の主催は、町内会ですが、青木町内は「青栄会(せいえいかい)」、上ノ原町内は「誠風回(せいふうかい)」が中心となり、昔から続くこの盆踊りを次世代に伝えるための努力をしています。また、青木町内会では今年の3月に町内の伝統文化を守るために『青木町内会伝統文化(盆踊り)保存振興委員会』を立ち上げ、活動しています。

 この盆踊りを調べるために上ノ原、青木町内の方々に取材をさせていただきました。ご協力いただいた皆様には紙面を借りてお礼申し上げます。(田中)

 *「筑前今宿歴史かるた」はかるたの読み札順に説明を行っています。

「ち」地獄尊叶ヶ嶽におわします

*上の読み札の内容については、9月1日号の「叶ヶ嶽神社・地蔵堂」の欄でご紹介していますので、今回は読み札のみのご紹介にさせていただきます。

 

 
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★平成27年(2015年)1月1日 第388号
初詣は地元の神社で 地元の年始行事案内
今宿地区発展期成会 第4回役員会開催
玄洋校区、各町内で餅つき
わが町の人口 3,332名増の27,769名
今宿地区新春のつどい
1月10日は「110番の日」です!
うわごと
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
玄洋校区人権尊重推進協議会 講演会開催される
第6会 玄洋公民館 老人いこいの家建設準備委員会
演題:「いいんだよ」は魔法のことば
認知症サポーター養成講座 開催 今宿校区社会福祉協議会
[玄洋校区]「包括ケアモデル事業」第2回ワークショップ開催
「筑前今宿歴史かるた」から今宿の歴史を学ぶ8
リフレッシュ体操
今宿校区男女共同参画部会 キリンビール施設見学
認知症講座
老人クラブの料理教室 今宿老人クラブ連合会
「餅つき」
玄洋校区子ども会・駅伝マラソン大会 平成26年11月23日(日)
男子インディアカは5年ぶり西浜町内優勝 平成26年11月30日(日)
ご芳志の御礼