■[投稿]東北、被災地から
現在、地元今宿を離れ港の復旧工事に携わり、2度目の東北の冬を過ごしています。被災地では、丸3年が経とうとしていますが、被災された地元の方々から見れば中々思うように事が運ばない現実に、不満の声が尽きないのが現状のようです。こちらで生活するようになり、休日は今宿でもよく耳にしていた被災地を自分の足で回り、少しでも状況が分かればと歩いています。
宮城、福島沿岸部は、すべてを流され、住宅の基礎に雑草が生え平野化した光景は当たり前の風景になっています。中でも福島沿岸部の避難地域になっている小高区~楢葉町、飯館村は、原発被害の影響で、生活の雰囲気そのままで無人の町と化しており、音1つない静寂な町は、言葉では言い表すことはできません。
このような光景を目にした時いつも思うのは、地元今宿の事で「もし地元でこのような災害が起これば」と常日ごろ感じています。
平成17年には、西方沖地震を経験しましたが、月日が経てば記憶は薄れ風化しつつあるようです。先人が育んでこられた今宿も、歴史を振り返れば幾度かの災害があったはず、それをもう一度振り返り今後につなげていくヒントになるのではないかと思っています。
今宿の西40キロには玄海原発があり、想定外のトラブルがあれば、風の影響で福島飯館村と同じ状況がなきにしもあらず、年々巨大化する台風、ゲリラ豪雨、竜巻など、今後起こりうる地震、気象災害に備えて、普段からしっかりした心がけを持って非常時に備えておく時代に入ったようです。
帰省した際に、今宿、周船寺周辺の変化には驚くばかりで人口の流動も激しく、発展することは大事なことですが、災害に対しても対応できる町づくりも大事だと、被災地に身を置いて感じた次第であります。
平成23年6月より、港湾災害復旧工事で、千葉県銚子~宮城県牡鹿半島の港を回って工事を着工してきました。数年が経ち沿岸部を離れますと、普通の生活が営まれ、被災地以外の方からは忘れ去られているのも事実です。地元の方々が、災害に対しての思いが出来ればと記してみました。
(今宿谷・松本)
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■平成26年(2014年)3月1日 第378号
・土砂災害警戒区域等の指定に関する説明会
・今宿校区で初の防災避難所訓練 8町内会から274人が参加
・雲仙復興事業に学ぶ福岡市西部6校区会長研修会
・西都1、2丁目の自治会設立に向けた意見交換会
・思いやりの心が510件 玄洋校区人権カレンダーできる
・第2回 今宿姪浜線乗合いバス連絡協議会
・うわごと
・横浜「どんど焼き」(ほうげんぎょう)
・横浜祇園神社で「節分」祭り
・[投稿]東北、被災地から
・今宿校区 ふれあい餅つき大会
・玄洋校区 三世帯餅つき大会
・わが町にこんな人 福岡舞鶴高校・誠和中学の教諭 國友秀三さん(50歳・駅前)
・玄洋校区 準優勝 西区インディアカ大会混合決勝戦
・今宿子ども囲碁ニュース
・今月の男女共同参画
・プロバスケットボールの応援
・すずめがすずなり
・[投稿]今宿の「良いところ」再・発・見?
・コーヒーブレイク
・今宿五行歌会(家・ホーム)
・ご芳志の御礼