■うわごと
今年も8月15日を迎えた。68回目の終戦記念日である。戦争の根絶と平和を誓い、戦没者を追悼する行事が全国各地で行われる。
最近、栗林貞子という詩人を知った。広島出身で32歳の時、爆心地より4キロの自宅で被爆した。
「生ましめんかな」という詩を残している。
「壊れたビルディングの地下室の夜だった。原子爆弾の負傷者たちは、ローソク1本ない暗い地下室をうずめて一杯だった。生臭い血の匂い、死臭。汗臭い人いきれ、うめき声、その中から不思議な声が聞こえてきた。「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。この地獄の底のような地下室で、今、若い女性が産気づいているのだ。マッチ1本無い暗がりでどうしたらいいのだろう。
人々は自分の傷みを忘れて気遣った。と
「私が産婆です。私が生ませましょう」と言ったのはさっきまで呻いていた重傷者だ。かくて暗がりの地獄のなかで新しい生命が生まれた。かくて、暁を待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
「生ましめんかな。生ましめんかな。己が命捨てとも。」
原爆の悲劇と、人間のたくましさを表現した原爆詩の代表の1つとされている。
自分の命と引き換えに、当たらな生命の誕生をなしとげた自己犠牲の美しくも悲しい話である。
こういうような話は当時多くあったのではなかろうか。
8月は戦争の悲惨さ、平和のありがたさ、大切さを考える時であるような気がする。
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■平成25年(2013年)9月1日 第372号
・花火で感動!まつり今宿納涼花火大会
・商工まつり抽選会 当選結果
・花火大会清掃のボランティアの心にありがとう!
・彼岸花の郷づくり運動
・田んぼアート2013今年もこの時期がきた~♪♪
・西部六校区連絡協議会にて原子力防災研修
・今宿校区ゴミ減・環境部会施設見学
・うわごと
・玄洋校区子ども会育成会 海岸清掃
・西区子ども会親善球技大会 横浜西チームが出場
・子育て講演会のお知らせ 「絵本から育つ親子とのコミュニケーション作り」 講師:前園敦子さん
・栞シリーズ 歴史のまち今宿10
・今宿少年剣道部 全国道場少年剣道大会 準優勝!少年玉竜旗争奪剣道大会優勝!
・玄洋中空手道大活躍
・今月の男女共同参画
・第38回 なまず会納涼大会
・第25回 まつりよこはま
・玄洋高校・郊外清掃活動
・夏も元気にきんぴらごぼう!
・食と運動の秋~今宿ウォーキング教室
・コーヒーブレイク
・今宿五行歌会(自由)
・ご芳志の御礼