今宿校区ゴミ減・環境部会施設見学

今宿タイムズ

■今宿校区ゴミ減・環境部会施設見学

 梅雨の晴間となった6月25日、福岡市生活環境課の職員の方々の案内で、アイランドシティ、緑のリサイクルセンターを見学に、20数名の「ゴミ減」部会会員で、マイクロバスに乗って出かけました。

 管理センターでエコパークゾーンの説明を受けたあと、このセンターから「あいたか橋」近辺までのアイランドシティ建設のコンセプトである環境保護「命のゆりかご」「アマモ群落域」などを見て回る。

 海で生息する動植物に配慮した形の人間の欲望実現と言いたい所であろうが、はたして渡り鳥や蟹、魚、海草にとってはどう写っているいるのか、いやいやそんなことを言いたいために、見学に来たのではない。ここは御説明通りの効能書きをひたすら信じることにする。

 この後、国際コンテナ物流ゾーンを見学。天空から降りてきたガメラか、ラドンのようなガントリークレーンが、韓国、中国の国境を問わず、この怪獣は船から陸地へ、コンテナを寸分の狂いもなく荷下ろしする。

 しかし、韓国釜山港にくらべてみれば、まだ規模は小さい。釜山のガントリークレーンの数の多さはまるで林である。

 昼食の後、福岡市緑のリサイクルセンターへ向かう。

 広大な敷地の中に、今まで焼却されていた学校や公園などの木々を粉砕して、そのチップを約1年間野積みで発酵させ、土質改良材として市民に還元してあるということだ。「無料なので、軽トラックで毎日引き取りにこられる方もあるどうです。」職員の方は、どんな大地主か想像できないと苦笑いしてあった。

 リサイクルセンターの一角に、アイランドシティのエコパークゾーンで発生したアオサを回収し、破砕チップと混ぜ合わせコンポストを作ってあるところを見学の後、帰路についた。6時間程度の見学旅行であったが、日々に変わる環境を目の当たりにさせていただいた。

 「ゆく河の流れはたえずして、しかももとの水にあらず、よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて…」方丈記の一説であったと思うが、同じ時間帯と環境を共にしていただいた、案内役の市職員、バス運転手、各施設で説明していただいた方々、校区の参加していただいた方々、ありがとうございました。

(ごみ減部会 山本記)

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■平成25年(2013年)9月1日 第372号
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今宿校区ゴミ減・環境部会施設見学
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