コーヒーブレイク

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■コーヒーブレイク

 春休みに娘たちが、息子の所に遊びに行きました。4年前に東京の会社に就職し、今は転勤で遠く離れた新潟で働いている兄が、ちゃんと生活しているかと偵察のようなもの?行きつけの飲み屋さんに連れて行ってもらったり、越後湯沢の岩原(いわっぱら)スキー場にスノボに行ったりと楽しい旅となったようです。

 岩原スキー場と聞いて、40年前息子と同じように花の東京に就職した私の青春時代を思い出しました。

 当時、冬になると東京の多くの若者がスキーをしていました。雪国に向かう列車は満席、網棚にはリュック、所せましとスキー板がぶら下がったりと足の踏み場もありませんでした。もちろんスノボはまだありません。九州出身でスキーの経験が無い私も職場仲間に誘われて、スキー用品一式揃え、野沢に行くことになりましたが、ボーゲンもできず、皆から山頂に置いてきぼり。悔しくて一人で練習するために、何度か通ったスキー場が、今回娘たちが行った岩原スキー場でした。

 越後湯沢は川端康成の小説「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の世界。東京から上野線で向かうと、この一節そのままで、九州人の私は大変感動したものです。それから、毎冬、蔵王や苗場、妙高などでスキーを楽しみました。今は体力的に無理ですが、倉庫にその当時のスキー板とポールが思い出と一緒に眠っています。

 私も東京の生活を楽しんだように、息子も住めば都で、それなりに新潟で楽しい生活を送っていると聞いて安心しました。私も機会があったら、佐渡の金山と田中角栄ぐらいしか思い浮かばない新潟に行ってみたいと思います。

 そう言えば、新潟にはのんべえにはたまらん、越乃寒梅や村上の塩引き鮭もある。息子曰く、家のすぐ近くに亀田の煎餅工場があるとばい。(K)

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